今、データに基づいて行動を決めていく流れがあり、そのデータを学習させて最適判断を導く取り組みも広がっています。
これは、これまで見る事ができなかった事をカメラやセンサーの進化により可視化できる時代になったこと、更に人工知能としての手法が確立されて半導体の進化により手軽に利用できる環境が整ったことなどが、人手不足を補いつつ生産性の向上を後押ししていると考えています。
様々な分野で、時々刻々と変化する重要なデータを手元に置いて、そのデータをリアルタイムに分析し結果を可視化して、ブレの無い判断を行い効率的な運営を行う流れ、それがトレンドです。
そこで、日々の効率を高めるべく重要なデータを一元的に可視化する仕組みを安価に実現する目的で、シングルボード・コンピュータ(SBC)にライセンス不要なLinuxのUbuntuを入れてDashboardを作る事にしました。SBCは、一定の処理能力を得るためにRockchipの最新SoC「RK3588」を搭載するROCK5Bで開発を進めることとしました。もう一つROCK5Bを選定した理由として、HDMI端子から4K解像度の映像信号をさせる事で、大型モニターに表示する事ができる事です。
分かりにくいイメージ写真となりましたが、現時点で以下の機能を試験的に入れてみました
1) Dashboard Tool の設定 (Ruby言語で動作するSmashing)
2)様々な情報を発信するポータルサイトからスクレイピングしたデータの表示(電車の運行情報)
3)安価に集計や比較ができるGoogle Sheet のデータと大小比較判定の結果を表示
4)様々なIoTセンサーを駆動するRaspberryPiからのデータを表示(BME680による温湿度気圧情報)
5)扱うデータの中で異常値を検出した際に、LINEに通知を行う仕組み
これに、AWSなどのクラウドとの入出力機能を追加することで、様々な用途での可視化が行えるものと考えています。
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