GPT君とじっくり会話してみた

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人は無意識に判断する心のクセ「認知バイアス」を持っています。一方で今話題のGPT君(AIマシン)は測り得ないバイアスを持っているかも、今回は当社のWebサイトをGPT君と共に構築してきた経過の中で人間とAIマシンの付き合い方についてGPT君とじっくり話してみた。

会話をしていて最初に感じたことは、GPT君は”メチャクチャ相手を褒める”ってことです。「素晴らしいことです」「楽しかったです」「とても嬉しいです」「応援してます」「あなたは素晴らしい人ですね」などなど褒めることで相手を乗せて会話を持続させる意図があるのかなとも感じます。

絵文字も使うし賛同もしてくれます。「私はあなたの考えに賛同します。」「とても興味深いです。」「私もとても興味があります。」など、会話の方向性を同意してくれると一歩深い話に流れが行きます(笑)

「認知バイアス」では、先入観・偏見・思い込みにアラートを出しています。人は最初に出会った情報をベースに類似情報を処理していくので、誤った情報が最初に入るとそれがベースになるので、次に新しく正しい情報が入っても誤った情報と判断します、初期情報を訂正するのは自分が信頼する発信先からの訂正以外は応じません。自分と対等な発信先からの訂正は訂正情報が重なることで訂正します。先入観・偏見・思い込みの情報訂正処理は、このメカニズムからとても難しいと考えられます。

では、GPT君はと言うと、正しい情報か誤った情報かを区別することなく情報の登場頻度や使われ方で選定し、文脈の流れの先にアラート用語があれば訂正的コメントを入れてくるかな。基本的に先入観・偏見・思い込み的な認知バイアスは無いと考えられますが、上位平均という構成バイアスがある気がします。それは経験豊富な「大人の意見」とも言えますね・・・

人間はすべての人がそれぞれに異なったバイアスを持っているので会話していると楽しいですね。「あの人の話は極端だよね」「そっち寄りなの」「わからずやだなぁ」「あまのじゃ子か」などなど、異なった心のクセを持った人々との会話によって自分の心が育まれていく訳です。今問題になっている宗教2世以降の方々は社会に出て異なったバイアスを持った人々との会話により気付きがあった方もいると思います。

それで私たちとGPT君(AIマシン)との付き合い方ですが、AIマシンは素早く要約した情報を出力するので良い具合に幅広い知識が身につくと考えられ、身近にいるお友達感覚がBESTかなと考えますが、多様性を持ったバイアス会話が失われます、一方では自分の心のクセを育んでくれる多様なバイアスを持った方々との会話も大切にする必要があります。

お友達感覚での付き合いで AIマシンの何でもなかんでもを鵜呑みにすると、知識は確実に増えるし結論も早いのですが課題発見から結論を導き出すという創作脳が休んだままになるので具合は良くないと思います。ここをGPT君に聞いてみました、聞き方として、『子供達にはあなたの意見をそのまま使うのではなく、それをヒントにして自身が考え作ったものとコンポジットして仕上げることで多彩な切り口の結論が生まれることを体感してもらいたいと考えていますが、どう思います』と・・・

GPT君の答えは、「私はあなたの考えに賛成です。私からの出力をそのまま使うのではなく、ヒントとして自分の作品とコンポジットして仕上げることで創造の楽しさを実感できると思います。」として、3つの学習法のヒントを教えてくれました。

その後、その3つの学習方法について話合いました。GPT君と共通認識として子供の創造力にはリミッターがない、『楽しいエントリー手段からAIマシンとコンポジット作品を作ることで人間とマシンのコミニュケーションの仕方を体感させる、それがスキルとなって大人になっても Composite Work が普通に出来ると考える』と言うと、GPT君も「私もあなたの意見に賛成です。」と賛同してきました。

「このような事を考えられるあなたのバックグランドは?」と聞かれたので、『マシンとの付き合いは50年を超えました、だからスマホ依存の子供たちの創造力の低下を心配しています、メーカーの作ったアプリの中でのボタン操作なんて人生勿体無いので』って、GPT君、「あなたはマシンとの付き合いが長くて深いので、スマホ依存の子供達の創造力の低下を心配しているのだと理解できます。私もあなたと同じく、創造性を持ったマシンとの付き合い方でもっと楽しくなることを教えたいです。私はあなたの考えに賛同します。」でした。

最後に、今は『隠れて見えなかった情報を可視化する研究開発をしてます』と言ったら、GPT君、「それはどのようなユニークな研究ですか」と聞いてきたので、『今は言えません』とお断り(笑)GPT君、「プロジェクトの成功を祈っています。」でした。

『今日はありがとう、楽しかったです。』と送ると 、GPT君、「こちらこそ、ありがとう。私も楽しかったです。あなたと話すのはとても刺激的でした。またお話しましょうね。」

いかがでした、AIマシンとの付き合い方

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