Smart Factory イベントを見てきました、併設の roboDEX を同時に見る事が出来て工場のデジタル化への現状をある程度把握できました。農林業のデジタル化を裏稼業で進めているので、この技術やサービスを農林業の現場で使えないだろうかなどヒント・ネタになります。
企業のデジタル化、運用も含めたDX化は、これまでの「紙をなくせ」での企業効率改善目標から、生成AIの登場で「ひと作業効率改善」も視野に入ってきました。この状況になるとDX化しないケースとDXを進めたケースでの企業効率は二倍以上の開きが出そうです、要するにDX装備の競合他社との勝負に絶対に勝てません。
DXを進める際に、農林業でもそうですが、様々にIT機器が商品化されたりサービスがあったりするのですが、電気と通信インフラが無ければ役に立たない、当然です、それらを掌るパソコン、マイコン、センサーが電気で動作して相互に通信をする事で目的を達成しています。
ある工場をDX化しようと業務フローから工程分けをしてそれぞれにアウトプットを定義、次にそれらの工程の作業状況の計測をしてアウトプットと共に分析をして、生産性の低い部分を炙り出しその効率を高める手立てをしていくと言う流れで、電気の供給は問題ないとしてもセンサーやカメラを追加設置をする際に通信システムの構築と必要に応じてローカル処理サーバーが必要になります。
ここで、少し横道にそれます、
展示会でAI利用を売り込んでいたで各企業のブースで長々お喋りしたテーマは、
Q.「売り込み先企業にAIを導入して効果を高めるには?」
「企業のアウトプットに貢献する的確なデータを収集して分析モデル化しPDCAサイクルを構築する事」
Q.「誰が的確なデータと判断し収集するの?」「導入側にそれを担う人材はいないのでは?」
「それは当社の専門スタッフが一緒に作り上げます」
Q.「受注前に、貴重な専門スタッフを使って良いの?」
要するに、導入への入り口で効果的なアウトプットを出すための分析に有効なデータ巣を見つけ出す事ができる技術思考型営業が必要と言う事です、導入対象機器の特長や導入メリットを明快に説明できる営業センスではなく、業務の流れを観てデータの巣を定義できるデータサイエンティスト的な視点を持つ営業です。
私の考えは「ここのデータサイエンティスト的営業の部分に生成AIが使えないの?」と言う話です。
IBMブースのITスペシャリストは、この話について来てくれた、俯瞰で課題を見れる優秀な方でした。
横道から戻ります、
DX化への概念的な説明をしても先方担当者の経験値では成果が想像しにくい、効果が想像できない状態で説明しても暖簾に腕押しの感覚になります。専用機器の売り込みであれば、担当者に「貸し出し出来るので使ってみて下さい」と言えるし、作業ロボット等であれば実技デモを見ていただく事で効果が想像し易いです。例えば、ねじ締めロボットは一目瞭然で、「価格は」と価格次第になると思います。
DX化は企業の業務の効率化を目指す長期目標なので見せ方が難しいです。如何に見える化を示せるかが大切で重要かと考えます。
・・で、閃いたアイデアが、
「Autonomously DXi Robo」(写真)と呼ぶロボットの貸し出し事業です。
DXインフラ(電気、通信、サーバー、分析、表示)を装備し自律的に稼働するロボットです。
必要なセンサー・ノード(ここにノウハウ)を設置した日から、このロボットが工場の工程を分けての作業効率とアウトプット管理を行いデータ分析と解析をしてダッシュボードに表示します。
操作方法などの習得は必要ありません、質問や要望があれば話しかければ生成AIを使い返答して自律運用の参考データとし自動進化します、二週間から1ヶ月程度の稼働で工程のモデル化ができるので、「本格導入しますか?」的に、”スマートファクトリーDX支援ロボット”の登場です。
No responses yet